インタビュー:Sohey Sugihara

「自信と愛嬌とパワーでここまで来ました!」

高校卒業後単身で渡米。渡米後わずか3年でアーティストビザを取得し、ブリトニーやジャネット、マドンナ、ジャスティン・ビーバー等数々の有名アーティストと共演。ダンサーとしてだけでなく、Kevian MaherやTricia Miranda等の超有名振付師のアシスタントとしても活躍。また、EDGEやDebbie Reynoldsで代講をする他、帰国の際には日本でもワークショップを行なっています。

Soheyさんのレッスン動画や出演したMV等、プロフィールはこちらをご覧下さい。

–ダンスを始めたきっかけは何ですか?

表向きにはJanet Jacksonの影響でと言っていますが、実は本当のところ小学生の時にSPEEDやモー娘にハマって、アイドルグループに入りたいと思っていたんです。テレビを録画しては振りを覚えて歌って踊っていました。そしてその後、Janet Jacksonが好きになった影響で海外にも興味を持ち始めました。

–どのような流れで渡米を決意しましたか?

高校の進路を決める時に自分は渡米したいとわかっていました。ありがたいことにとても理解のある親で好きなことをさせてくれたので、大学費用の代わりとして僕の渡米をサポートしてくれました。高校卒業後1年くらいで語学学校の学生ビザを取ってLAに来ました。

–ダンスのトレーニング経歴を教えて下さい。

小学校5、6年の時に文化教室でやる小学生向けのHIP HOPクラスを見つけて受け始めました。中学の時はひたすら大好きなJanetを録画して振りを覚えるってのを家でやっていました。お陰で今でも動画を見ながら振り落としをするのが得意です。(笑)高校生の時はチームを組んで踊っていました。学園祭でも踊りましたね。この頃にダンススタジオでHIP HOPを習っていました。LAに来てからは、デビで受け放題のチケットを買って毎日6−7レッスン受けていました。この、目立ってなんぼのLAのレッスンが楽しくてしょうがなくて、レッスン漬けでしたねー。もうほぼデビに住んでました!笑

–ビザ取得までの流れを教えて下さい。

ビザは、今後どれだけの仕事が約束されているかというのを証明するのがとても重要なのですが、それがなかなか難しいんです。僕の場合は、恩師の1人であるKevin Maherがアシスタントとして雇ってくれることが決まっていて、彼が向こう1年ダンス・コンベンションで各地を回って教えるスケジュールが出ていたのでそれが大きな力となりました。ビザが取れたのは渡米して3年後でしたね。その後2回更新しています。

–数々の大きなお仕事をされて来ましたが、思い出に残るお仕事は何ですか?

まずは一番最初の大きな仕事であった、Janetとの共演です。受かる自信満々でNYまでオーデイションに行きました。1個目の目標が叶って、次はツアーに行ってみたいなと思っていた頃に、ブリトニーのFEMME FATALE TOURが決まりました。後は、America’s Best Dance Crewというダンスチームのコンテスト番組があってのですが、それに出ていたFanny Pakというチームが大好きでFanny Pakに入りたいと思っていたら、声がかかって彼らが2回目にコンテストに出場する時にメンバーとして出ることができました。

–数々のレッスンを受けて来たSoheyさんがオススメする先生は誰ですか?

Kevin Maher, Tricia Mirandaは勿論のこと、他に今受けてもすごいと思うのはTony Czarです。体の使い方だけでなく、考え方等も含めて彼からは学ぶことが沢山あるんです。トニーは昔はデビで教えていたのですが、今はデビからちょっと離れた所にあるWEST COAST DANCE THEATERというスタジオで、たまにスタジオをレンタルして教えています。彼は色んな国でワークショップもしてます!

–Soheyさんと言えば、有名振付師Kevin Maherととても仲良しですよね。ケビンはどんな方ですか?

ケビンは本当に優しくて頭が良いんです。何か困ったことがあったら真っ先に相談に行きます。ケビンのお陰でビザが取れたし、沢山仕事ができて、良い仲間に恵まれました。マドンナのツアーが決まったのもケビンのお陰なんです。ケビンがYoutubeにアップしていたレッスン動画をマドンナが見て、僕とLaura Edwardsをツアーに呼んでくれたんです。ケビンには本当感謝しています。

–Soheyさんと言えば腹筋の割れたとてもカッコイイ体系をしていますが、どのようにその体系をキープしていますか?

ジムで鍛えています!プロテインシェイクも飲んでいます。

–一番辛かったこと、大変だったことは何ですか?

家族の大事な時に側に居れなかったことです。ツアー中だったり仕事で帰国できないならまだしも、自分がどうしても行きたかったオーディションを選んで帰国せず、結果そのオーディションに受からなかった時の辛さは半端なかったです。でもきっと夢を追うとはそうゆうことなんですよね。今考えるとすごく自己中だったと思うけど、でもそうじゃなきゃ夢は叶わないと思います。30歳になった今の自分は、あの頃とはまた考え方が違うので家族を選びますが…。

–ダンス以外に好きなことは何ですか?

絵を描くこと、歌うこと、太陽を浴びること、自然に触れることです。ファッションも好きです。服を買う時はいつも人と違うものを探しています。

–今後の夢を教えてください。

グリーンカードを取って、これから先自分が今までやって来たことを生かして何か他の人の為になることをしたいです。ダンスを教えるのも振付をするのも好きだけど、有名振付師のアシスタントをしていて間近で現場を見る機会が多いのですが、振付師が自分が本当に進みたい道なのかどうかはまだちょっとわからなくて、今まさに今後どうしていきたいのかを見極めているところです。

–今の世代のダンサー達に感じるものは何ですか?

ソーシャルメディアの普及で、昔とは全然環境が違いますね。近頃はLAの有名な先生のレッスンにはカメラマンが来て撮影し、それがソーシャルメディアに載ります。先生がUPするソーシャルメディアに載りたいと必死になるばっかりで、レッスンに行く目的が変わって来てるのが気になります。

また、若い子の夢がJanetのダンサーになりたい!とかではなく、Youtubeで有名になったダンサーのようになりたいってゆーのだったりもして、ビックリします。ソーシャルメディアにハマってしまうと、フォロワーの数が全てみたいになってしまって大変ですよね。

–最後に、プロダンサーを目指すダンサーへの方々へのメッセージをお願いします。

自分を誰よりも好きでいることが大事です。そして自信を持つこと。僕は自分がどれだけ特別であるかを親が教えてくれました。そのお陰で自分が大好きで、自分に自信が持てたから今の自分があります!

インタビューを終えて…

Soheyさんと面識はありましたが、こうしてまともにお話をしたのは初めてでした。間違いなくかなりの実力派ダンサーなのですが、Soheyさんご自身は「愛嬌と自信とパワーで乗り切ってきました」と笑顔でおっしゃってました。この気さくで愛嬌のあるキャラが周りを魅了するんだな〜と思いました。

SpheyさんがLAに来てレッスンを受け始めた時、レッスンが楽しくてしょうがなかったと目をキラキラさせておっしゃっていました。どれだけ好きでも1日6−7レッスン受けるってかなり大変です。今までダンスレッスン受けまくる人に何人もに会って来ましたが、1日7レッスンは聞いたことありませんね。本当にダンスが大好きでしょうがないのが伝わって来ました。

30歳を迎えたばかりのSoheyさんは、パッションだけ追って走りまくっていた20代とは価値観が変わってきていて色々と今後のことを考えているとおっしゃっていました。節目を迎えて考え方が変わってきた、これからのSoheyさんのご活躍がとても楽しみです!